人を妬んで文句ばかり言う人、徒党を組んで足を引っ張ろうとする人の末路は
何かをやろうとしても、肝心な所で運に見放され、上手くいきそうになれば周囲に足を引っ張られます。
何をしても結局は成功出来ないので、チャレンジする気力もなくなり愚痴を言って過ごす人生になります。
人生を川の流れに例えた時、「運」とは自分を川の流れにどう運ぶかを決めるものです。良い流れに運ぶなら運がいい、悪い流れなら運が悪い、ということになります。
上のイラストは川の流れが2つに分岐しています。ここで良い流れか悪い流れかのどちらに進むか決まります。1度くらいの岐路ではそこまで変化がありませんが、何度も良い流れに運べばどんどん運が良くなります。
良いことがあった人や成功した人について一緒に喜べるなら、「幸せを歓迎する」という流れに乗っていきます。その流れには同じく人の幸せを素直に喜ぶ人が集まっています。
お互いに成功を祝福し、励まし合い、情報交換をしあいます。そうしてさらに成功していく良い流れに向かって進んでいきます。どんどん運がよくなります。
良いことがあった人や成功した人について妬み悪口を言うなら「幸せを拒否する」流れに乗っていきます。その流れには同じように人をやっかみ不幸を願う人が集まっています。
人を妬んで文句を言っている状態では、運の良さの元になる「徳」が貯まりません。
周囲に足を引っ張られるのは、自分が今まで他の人の足を引っ張ってきたからです。似た者同士という言葉があるように、似た気持ちの者同士が集まります。
そんな集団の中で、1人だけの成功は許されません。いかに秀でないか、得をしないかとけん制し、見張り合います。
何かの事情で憎い相手がいたとして、不幸になって欲しいと思ったとしても妬みや恨みを持つことはお勧めできません。
それで相手は不幸にはなりません。妬む、恨むだけエネルギーの無駄です。
妬むと悪いことが起きる理由
願いを叶えるための課題がくる
妬みは望んでいることの裏返しでもあります。
みんなに慕われ尊敬されたい願いが叶わない時、他の人が慕われているのを見て妬むなどです。
その「慕われたい」と思う気持ちが引き寄せのように働くことがあります。それが叶うための試練・課題がやってきます。
その慕われている人は、滅私奉公的に人に尽くしているのかもしれません。だとすれば、妬んだ人には割に合わないただ働きのような用事が舞い込んできます。
それをクリアすれば人に感謝され慕われます。ですが気が付かなければ、ただ面倒な用事が次々とやってくるようにしか思えません。
念を送ってしまう
妬みの気持ちが強ければ、気が付かないうちに念を送ってしまいます。あんなやつ失敗すればいいのにという気持ちが念に変わります。
呪いの気持ちは跳ね返ります。
悪いものは悪いものを呼び寄せます。送った悪い念は、悪いエネルギーを呼びパワーアップして返ってきます。
跳ね返ったという現象に気が付かなければ、悪いことばかり起きているように感じます。
カルマが溜まる
カルマとは悪いエネルギーで、悪い行いや悪い感情などで溜まります。
良いエネルギーは徳と呼びます。
カルマを解消する方法は悪いことが起きて嫌な目に遭うことです。カルマが溜まれば解消するために嫌なことが起こります。
悪いエネルギーは同質のものを呼び寄せます。カルマは悪い環境を呼び、悪い現象も呼びます。
妬みは悪い感情なので、悪いことを引き寄せます。
心のごまかし・抑圧
「うらやましい」「そうなりたい!」と思っているのに、持っている人を悪く思うのは抑圧であり、ごまかしです。
うらやましいという気持ちを認めたくないので、無意識に閉じ込めます。
意識と無意識が大きくずれると、悪いことが起こりやすくなります。
心が上手く機能しなくなるので、物ごとが上手く進みません。その上、抑圧に気が付かせるために、無意識があえて悪い出来ごとを起こします。
行動に移さない言い訳にする
妬んで人を悪く言うことで、行動に移さない言い訳になります。言い換えれば、行動に移さない理由を作るために妬んで人を悪く言います。
偏差値の高い〇〇大学に合格した人がいたとします。
憧れていても志望校候補にさえ出来なかった大学でした。それに対し、うらやましいと思う心を抑圧し悪口を言いました。
「勉強ばかりして面白みのない奴」
「順調にエリートコースを進む奴はすぐに挫折する」
といった感じです。
○○大学に合格したその人は、面白みがなくてすぐ挫折するような人間だ、自分よりも劣ると。相手の価値を下げます。
自分より価値の低い人間を目指す必要がないので、勉強の努力をする必要はないという構図が出来上がります。
こうして言い訳と文句だけで、何も成さない人になります。これでは良いことが起こりようがありません。
自分で自分を許せない
悪いことが起こる一番の理由がこれです。
人間の無意識は、向上心が高く意外なほどに働き者です。人を悪く思っているだけで何もしない自分を許しません。
許さない結果、自分自身に罰を与えます。意識では気が付かなくても、無意識が悪い出来ごとを引き寄せ続けます。
このようにして、悪いことばかり起こり前へ進めない、いつまでも人を妬み続けるのが、妬む人の末路です。
妬みには2種類ある:良い妬みと悪い妬み
心理学では、嫉妬について
- エンビー型嫉妬
- ジェラシー型嫉妬
の2種類に分けて説明しています。
エンビー型嫉妬
悪い嫉妬と言われています。
自分より優れている、勝っていると感じるものに対し、消えてしまえばいいという攻撃的な気持ちになります。
嫉妬する相手に不幸なことが起これば喜ぶのもこの型です。
ジェラシー型嫉妬
良い嫉妬と言われています。
嫉妬している対象に勝つために頑張るのがこのタイプです。
負けてたまるか! といった気持ちの原動力です。
妬む気持ちで不幸にならないための対策は、同じ妬みでもジェラシー型嫉妬に変えることです。